両親、知人、同級生

沙彩さんのご両親
私たちは今、苦しくて悲しい思いの中におります。
娘を大切に育てたつもりです。
娘を厳しく育てたつもりです。
そして、娘を守る決心をしておりました。
しかし娘は旅立ち、神様のみもとにまいります。
皆様にはご心配をおかけしておりますが、 心配をしてくださる多くの方の
ご協力とご理解を得て、 今はただやすらかに天国に送ってあげたいと思っております。

高校の学校長
生徒の皆さんへ
10月8日(火)の夕方、本校の高校3年生が尊い命を落としました。
突然の出来事に、大きな戸惑いとショック、そして深い悲しみを感じています。
生徒の皆さんも、保護者の方もきっと同じ気持ちでいることでしょう。
被害にあった生徒は英語コースに所属し、明るく朗らかで、優しい生徒でした。
報道では「芸能活動」が目を引くかもしれませんが、実際は地に足をつけて、
コツコツと努力しながら学校生活を送っていました。
英語を熱心に勉強し、将来への夢と希望を、たくさん持っていたことでしょう。
そのような平和な日常と、かけがえのない命を奪った犯人を、許すことはできません。
彼女のかなえたかった夢や、これまでの頑張りを思うと無念な気持ちばかりが募ります。

『 海外の舞台で活躍するためにも英語を頑張りたい』と夢を語り、英語コースに在籍、
ネイチャーの先生から一目置かれていた。とても真面目で明るく、将来が楽しみな生徒だった。

近所の住人
鈴木さんの祖父母や母親も画家です。
ご実家は、近所にたくさんの土地を所有している資産家です。
鈴木さんは一人娘で、本当に大事に育てられてました。高校入学後も、通学時に顔をあわせると、
変わらずにこやかに挨拶してました。いつも元気だった子が、事件に巻き込まれてしまうなんて。

ご近所の男性
一人娘で大切に育てられていた。まだ18歳なのにと声を詰まらせた。
親戚の小さい子供の面倒をよく見て、家の前で遊んであげる姿が印象的だったといい、
「素直で優しい子だった」

近所の住人
いいお嬢さんでした。近所の幼稚園児と玄関前の道でよく遊んでいました。
縄跳びをしたり、道にチョークで絵を描いたり、本当に面倒見がよかった。
小学校のときから知っていますが、会えば必ず挨拶をする素直な明るい子でした。

ご近所の飲食店の女性
ハキハキとした口調で、朝夕通学で店の前を通るたびにきちんとあいさつしてくれた
すごくかわいらしい子だった。家庭も厳しく遊び歩くような子ではなかった。ショックです

ご近所の方
心優しい子だった。
2週間前、 スーパーで『これ、おいしいですよ』とアイスを薦めてくれたのが最後になった。

５年間マネジャーを務めた男性
お父さんが大好きなお父さん子だった。
成績も優秀で、自分の考えをしっかり持っていた。女優としてこれからだったのに…

ドラマで共演した俳優の中村俊介さん
現場では出演者や監督、スタッフの皆さんにとてもかわいがられていて、
とにかく真面目でひたむきに取り組む姿がとても印象に残っています。
まだまだ人生これからというときに本当に残念な気持ちでいっぱいです。
 心よりご冥福をお祈り申し上げます。

父親役で共演したタレントのダンカンさん
明るい子で、しっかりしていましたね。
監督の指導を真剣に聞いていましたよ。
それなのに何てことを。
ひどいですよ。
ひどすぎます…

桶川女子大生ストーカー事件、被害者(猪野詩織さん)の父親
留守番電話で警察を名乗った以上、彼女に張り付いて守り抜く姿勢が欲しかった。
沙彩さんは数カ月つきまとわれていたと聞いたが、まさに自分の娘(詩織)と同じような、
長い苦しみがあったと思います。悔しいし、残念です。

女子生徒の知人女性
将来の希望を全て奪われ、残された人は心を押しつぶされそうになっている。
こんなことが許されると思いますか、

参列者の女性
花嫁衣装を着ないであの世に行ってしまうのがかわいそう。犯人が許せない。

同級生の母親
彼女の家庭は親族に芸術家が多いこともあって、芸能活動も遊び半分ではなく
真剣に取り組んでいたそうです。
同級生の中には遊んでいるグループもいますが、そういう友達との付き合いも
なかったみたいです。

同級生
親が厳しくて、性格も真面目。遊んでいるわけでもない。
友達からは『姫』と呼ばれるほど、可愛くて目立っていました。

葬儀での同級生代表
沙彩がいなくなったと思わないから、クラス34人で一緒に卒業しようね。

事務所の先輩女優　織田美織さん　
お別れしてきました。
知った時は信じられず
というか今でもあまり実感がなく
上手く言葉にならないです。
すごくすごく悔しいけど
きっと泣いてたら怒られそうだから
頑張るね。
沙彩、またね。

棺に献花した親族
お顔はきれいになっていた。今にも微笑みかけるような安らかな顔をしていました。

ご両親からは恨み言のない、わが子への想いが重く綴られています。
みなさんの悲痛なコメントに胸が締め付けられるおもいです。